2007/06/13
ツアーレポート

6/2と6/9にアニメ鉄子の旅オンエア記念として『銚子電鉄全駅上下車の旅』が実施された。
案内人はもちろん横見浩彦氏だ。そのツアー内容、そのテンション、まさに原作通りの人物で嬉しくなる反面、非鉄である自分にとっては別世界の住人である。

ツアーレポートとはいっても、先に述べた通り私は非鉄なので鉄寄りな視点は生憎持ち合わせておらず、どちらかというと原作のキクチさんの立ち位置と同じであり、鉄道は移動手段である。私の所属するバンドも知る人ぞ知る車掌DJ野月が居るので例えるなら『鉄男の旅』状態だ。
依ってこのレポートは『鉄男の旅』と思って予めご理解いただきたい。

さて、前置きが長くなりましたが基本的に6/2のツアーを基準に話を進めさせていただきます。そして写真は両日混同したものを使用しています。これは初日に激写スポットを把握していなかった為です。
口調が違うのはその翌日の3日に誕生日を迎えたので年相応の口調にしようという魂胆から来るものです。

■07:30 東京駅集合

東京駅

関係者は7時に集合しなければならないのだが、私は辺鄙な観光地に住んでいるおかげで駅まで行く交通手段が無くて大変だ。天気はそんな悩みをふっ飛ばしてくれそうな快晴。9日は天候が荒れる予報だったのだが、そこで横見マジックが炸裂。降水確率を60%ほど下げてくれました。気象庁に目を付けられそうですな。
集合場所である東京駅近くの駐車場には貸し切りバス2台が既に待機している。
バスにはそれぞれ横見氏&神村氏が添乗するバスと我々SUPER BELL''Zの二人が添乗するバスとに分かれた。お互いバス内で披露したトークネタが判らないのでどんな内容だったのかが気になる。途中のサービスエリアでバスの乗り換えとトイレタイム。これでツアー参加者の方々全員と顔合わせが出来た。


■10:00 銚子駅

銚子駅

銚子駅

バスに揺られること約2時間半、ようやく銚子駅へと辿り着く。
駅に取り付けられていた風車は残念ながら見ることはできなかったが、駅をバックに横見氏のファンサービスでプチ写真撮影会が始まった。一斉にカメラを構える参加者の方々。立派なカメラから携帯電話のカメラまで様々だったが、立派なカメラ率が高いのは『鉄』であるが故か。一体そのカメラはいくらぐらいするのであろうか。聞くに聞けない。
そうこうしているうちに電車が駅に到着するとカメラの殆どはそちらへ。なんと切り替えの早い!

さあ全駅乗下車の旅がスタートだ。
ふぅ。どうなることやら。


■10:35 本銚子駅

本銚子駅

今回のツアーは予め組まれたダイヤ通りに進行する。依って団体である我々は速やかに行動しなければならない。
初めて目にする銚子電鉄の車両。風情があるというかなんというか。古い車両であることはその外観と天井に取り付けられた扇風機を見れば解る。大勢の団体客が一両に乗り込み、まるで通勤ラッシュのような光景を醸し出す。そしてこの快晴が加わると暑い。とにかく暑い。扇風機止まってるし!

本銚子駅では駅舎好きの横見氏からお薦めアングルや駅についての解説を聞くことが出来た。
その解説も「ホントかよ」の声が聞こえてきそうな冗談半分の解説。さすが鉄ヲタブランド化計画。喋りも冴えています。参加者の方々も熱心に聞き入り、それぞれの撮影を行っていた。


■10:43 観音駅

鯛焼き

ここで『鯛焼き』タイム。バス移動からこっち、丁度良い息抜きになるタイミングだ。これも野望多き一流トラベルライターの成せる所業か。参加者の方々に鯛焼きが配られ、約40分この駅で滞在。
鯛焼き以外にもたこ焼きやフライドポテトなんかも販売しており、皆それぞれの買い食いを楽しんだ。私はクリームの鯛焼きに好感を覚えたので、9日のツアーの際にはクリームを参加者の方々にお勧めしておいた。おかげで売り切れて食べられなくなってしまうとは誤算。焼き終わるまで待つ羽目に。


■11:27 笠上黒生駅

タブレット

ここでの見せ場は『タブレット交換』だそうだ。
非鉄の私でもタブレット交換ぐらいは知っている。いや、知ってしまった以上は非鉄をあまり主張出来ない領域にきているのかもしれない。以前某エンジニアの方がなぜ歯の健康の話をしているのかという疑問を持っていたからだ。

それはさておき駅に着くなり皆の行動が素早い。私も『タブレット交換』を知っていても実際何がどう行われるかまでは把握していない。その様子を激写しようにも既に『鉄』に長けた参加者の方々が陣取っており何も見えない。さすがだ。知識は武器である。
「これで終了でございます」と横見氏。この駅でのイベントは参加出来ずに終了してしまった。


■11:53 海鹿島駅

海鹿島駅

特に何かあるわけでもなく、皆自由気ままに過ごしている。この駅辺りで元々体力の無い私の疲労タイマーが点滅し始める。9日はプレスが入っていたので横見氏周辺は常にカメラがまわっていて大変そうだった。
それにしても横見氏の表情には疲れが見えない。さすが全駅下車した男であると素直に感心。いや、むしろそのテンションの高さが不思議だった。


■12:22 西海鹿島駅

西海鹿島駅

より何も無い駅に到着。しかも全駅中最も狭い。よく団体で降りることが出来たなと思う。
そして4分しか滞在しないというか、原作通り4分で十分なのか。車道から見るこの駅はステージのようなのでライブをやってみたいものだと車掌DJ野月と話しているうちに次の駅へ出発。


■12:34 外川駅

外川駅

終着駅だがまだ全駅上下車は完了していない。3駅進んで2駅戻るような進行なのでまだ先がある。
30分ほど滞在するのだが、やはり皆それぞれの駅舎ライフを堪能している。横見氏お薦めアングルでの記念撮影などが執り行われたり、『澪つくし号』というトロッコ列車を堪能したりと本当に様々だ。私は炭酸飲料でリフレッシュを望むが成果はいまいちだった。


■13:11 君ヶ浜駅

君ヶ浜駅

不思議な駅で巨大な門の柱のようなものが設置されている。元々は天井があったのだろうか。
階段を下りるとすぐ車道で民家が広がっている。見物するにはちょっと物足りない感じの駅だが、駅名のミニチュア看板が設置されていたり他の駅とはちょっと雰囲気が違う。海を感じさせる造りになっているのだ。


■13:25 犬吠駅

犬吠駅

ほとんどの乗客がここで降りるであろうというぐらいの観光スポットであり、いよいよ遅めではあるが昼食タイムとなる。時間も2時間ほどとってあるのでゆっくり出来る。
改札を出ると懐かしの『鉄道戦隊レオ☆レンジャー』の曲が聴こえる。ふと窓口を見ると駅職員さんがCDケースを置いているので事情を聞いてみると我々SUPER BELL''Zのファンだという事が発覚。なんとも嬉しい事態。

本筋に戻るが『鉄子の旅』というぐらいだから駅弁を想像していたが、ちゃんとした施設内での昼食だというので驚き。それならば唯一靴を脱ぐチャンスなので存分に疲れを癒したい。喉が食事を拒絶し水分を要求する。ここでちゃんと食事を採っておかないと横見氏についていけないのでしっかりせねば。原作の様子だとキクチさんは駅弁を嬉しそうに食べていたが、案外素質があるのではないだろうか。ゆっくり話してみたいものだ。

昼食を食べ終えると皆外に出て自由行動。犬吠埼観光だ。ここには犬吠埼をはじめ、犬吠埼灯台や温泉なんかもあり、観光客が大勢いる。横見氏は参加者の方々を引き連れて海まで長い階段を降りていった。私も遅れて降りていったが、登りや重力の事を考えていなかったので少し後悔した。

地上では車掌DJ野月とツアー企画者の宮本氏が外川駅の駄菓子屋で購入したソフトグライダー(スチロール製の飛行機玩具)で遊んでいる。より対空時間を求めた研究に没頭しているようで、最終的に出た研究結果は『ジャンピングアタック』。翌日には筋肉痛になるような激しいアクションで飛ばすらしい。

そんなこんなでいよいよ最終駅へと出発。
と、その前に『弧廻手形』に付いている『ぬれ煎餅サービス券』で各自ぬれ煎をゲット。


■15:58 仲ノ町駅

ぬれ煎餅

仲ノ町駅

今回のツアー最終駅に到着。ここで更に『ぬれ煎餅』が配られ『ぬれ煎餅』タイムとなる。
ここで解散となるので、横見氏や我々からのコメントと記念撮影が行われた。途中参加者の方々からも疲れの表情を見てとれたのだが、ここ最終駅に着くなり皆生き生きとした顔をしていたのが印象的だった。
参加した方々の感想は「疲れたけど面白かった」という横見氏の顔がほころぶような声が多かったので本人もさぞ満足でしょう。

私はというと「海水浴で散々泳いだあと車で家に帰るような気分」というネガティブな発言でプレスの方に「もっと前向きな感想をお願いします」と言われる始末。車掌DJ野月も『鉄』ではあるが駅舎派ではないのでどうなのかなとは思ったが、『つりかけ』等の興奮要素もあったようでなによりだ。
みんなお疲れさま!


・・・・これでツアーは全て終了でございます。
解散後は皆それぞれの手段で家路につくかと思いきや、『弧廻手形』で再度乗りに行く戦士の姿も。基本的に『鉄』のバイタリティは計り知れないのかもしれない。『ぬれ煎餅サービス券』も手形を綺麗に保存するために使わないという人もいた。物を大事にしない私には耳の痛い話である。

さて、普段外出しない私にとってこのような特殊な電車ツアーは酷く刺激的であり、また非鉄である自我を揺さぶられる為、帰りの電車内ではその疲労度から即寝の爆睡だった。『アニメ鉄子の旅』音楽制作で朝5時に寝る生活だったのが朝5時の電車に乗らなければならないという地球の自転を無視したリアル、『鉄子の旅の為の鉄子の旅』というエマージェンシー。全てにおいて刺激的な一日だった。
だが寝言で今年の抱負を語っていたそうだから根はポジティブなのかもしれないと思い、ちょっと安心した。
 
 
 
 
■SUPER BELL''Z 保線DJ 土屋基

アニメ鉄子の旅で主題歌・鉄音効果を担うテクノバンド『SUPER BELL''Z』のギタリスト。
非鉄を主張するも鉄道系の活動が多い為、少しづつ知識が増えていってるのが悩み。

・SUPER BELL''Z Official Web Site 鉄音寺…http://www.superbellz.com/

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