アニメ「鉄子の旅」

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アニメ版「鉄子の旅」

漫画版「鉄子の旅」では、「鉄子の旅、新・鉄子の旅、鉄子の旅・三代目」までの全3タイトルが連載され、テレビアニメ版「鉄子の旅」では2007年から、全13旅が放送されました。

2007年にCSのファミリー劇場で放送が開始され、アニメーション制作をグループ・タックが担当しています。
主人公の横見浩彦役に声優の檜山修之・女性漫画家キクチ役を富坂晶がつとめ、オープニングナレーションを原田芳雄がつとめています。
1話30分で全13話まで放送され、アニメのキャッチコピーは第1巻の帯にも使われた「今日もいっぱい列車に乗れるぞ!!」になっており道中で横見が語った言葉がそのまま使われています。

「鉄子の旅」漫画とアニメの違い

アニメ全13話で描かれるのは、菊池直恵の描いた漫画「鉄子の旅」の4巻までです。
原作漫画とアニメでは、原作エピソードが前後するところはありますが、主人公で作者であるキクチが、生粋の鉄道オタク横見に振り回されるところは変わりません。また、漫画の方では芸能人のゲストも多く登場しますが、アニメではそういったエピソードはあまり採用されていないようです。
ハタ迷惑にも思える横見に、アニメでは“熱い”ことで知られる檜山修之が声を当てているので、より熱い鉄道愛がより強く伝わるでしょう
実録漫画ですので、基本的にはアニメもほぼ原作通りに作られていて、アニメスタッフによると“ウソがつけない”という苦労があったようです。
漫画しか知らない方も、アニメしか見ていない方も、どちらが先でも楽しめるようになっています。

鉄子の旅、漫画シリーズとアニメ版の作者や原作情報


漫画:鉄子の旅

  作者 出版社 掲載誌 発表号(発表期間) 巻数
鉄子の旅 菊池直恵 小学館 スピリッツ増刊IKKI →月刊IKKI 2001年 - 2008年 全7巻:1 - 6巻『鉄子の旅プラス』
新・鉄子の旅 ほあしかのこ 月刊IKKI 2009年7月号 - 2013年3月号 全5巻
鉄子の旅3代目 霧丘晶 月刊サンデーGX 2016年6月号 - 2019年2月号 全4巻

アニメ:鉄子の旅

原作 菊池直恵
監督 永丘昭典
シリーズ構成 相馬和彦
脚本 相馬和彦
キャラクターデザイン 工藤裕加
音楽 SUPER BELL"Z、渡部チェル
アニメーション制作 グループ・タック
製作 『鉄子の旅』製作委員会
放送局 ファミリー劇場
放送期間 2007年6月24日 - 2007年9月23日
話数 全13話

鉄子の旅 あらすじ

今作品、アニメ「鉄子の旅」のあらすじは、編集部に務めているキクチが出版社から旅漫画の連載をすすめられ、快くその仕事を引き受ける所から始まります。鉄道に全く興味のない女性漫画家キクチですが、そこで出会ったのは、自称鉄ヲタで日本中の9843駅に下車した事のあるという横見浩彦でした。
そうやって仕事を引き受けてしまった事でキクチはとんでもないテツの旅に巻き込まれていきます。

久留里線全駅に上下車するという過酷な旅を皮切りに、130円で一都六県の大回りしたかと思えば今は無きわたらせ渓谷鐡道の廃線で感動するなど…。
観光はさておきグルメも湯けむりも一切無縁でひたすら鉄道に乗るという実録ノンフィクション映画のようなアニメになっています。
関東周辺や岩手などを回ったかと思えば四国にまで行ったり、次は北海道まで行くなど全国の鐡道を二人が旅をします。

とにかく目的はひたすら鉄道に乗りまくるというで、そんな旅に巻き込まれ何が起きるか分からない珍道中を繰り広げるアニメです。


主人公のキクチも鉄道には興味の無かった人物なので、鉄道に興味がない女性にも感情移入しやすく楽しめるアニメになっています
鉄道の楽しみ方とはこういう所でもあるんだという発見ができるかも知れません。